平面作品における「ドット」は、画面全体を覆っている。
そして、彫刻に目を向けてみると、そのドットが彫刻に映し出されているように見える。
そのことにより、彫刻の周りにドットの現す空間が広がっているように感じることができる。
意識しなければ感じられなかった「空間」を、平面作品を観ることにより感じられるようになる。
彫刻に描かれているドットは、単なる模様ではなく、空間を意識するための装置である。
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