Fujifilm X-T5・XF33mm F1.4 R LM WR・FS/Classic Neg・FujiXWeekly/Pacific Blues
今年の秋は、天気が良くない日が多い。
だからフォトウォークをしたくても気分がのらなかった。
だが、晴れの日ばかりを期待するよりも、曇りや雨の日にこそ撮れる写真があるはずだと発想の転換をし、
昨日もどんよりとした曇り空だったのだが、敢えて、市民の森へフォトウォークに出かけてみた。
X-T5のフィルムシミュレーションをクラシックネガに設定して。
クラシックネガは、緑が特徴的な発色をするフィルムシミュレーションだ。
そして、曇りの日のアンダーな光の薄暗い森こそ美しく撮影できるのではないか、と考えた。
クラシックネガベースのFujiXWeeklyのテーマに、「Pacific Blues」というものがあり、
露骨にクラシックネガネガしさを主張せず、何気なく雰囲気を漂わす。
ということで今回は「Pacific Blues」を設定した。数値を表記しておく。
「Pacific Blues」
フィルムシミュレーション:Classic Negative
ダイナミックレンジ:DR400
グレインエフェクト:強・大
カラークロームエフェクト:強
カラークロームエフェクトブルー:弱
ホワイトバランス:5800K、+1 Red、-3 Blue
ハイライト:-2
シャドー:+3
カラー:+4
シャープネス:-2
高感度ノイズ低減:-4
明瞭度:-3
センサー:X-Trans Ⅴ
夕方の市民の森は薄暗く、ISO感度を高めにせざるをえなかったが、
X-T5の性能のおかげで緑の発色が美しく、苔などは黄緑色に輝いていた。
葉を透過する光などの撮影は、太陽が見えないので無理だったが、
順光の葉の色が美しいので、銘玉「FX33mm F1.4 R LM WR」でできるだけ開放で撮り、
美しいぼけや細密な描写などを生かすことで良い結果が得られた。
終盤、雨が降りそうになったが、
カメラがしまえるサイドポケットのついたリュックをしょっていたので安心だった。
このようなリュックは天気の悪い日の必需品だ。
こうして、天気の悪い日が続いても、写真を撮れる環境があることがわかった。
今回のように視点を変えて工夫して、今後もできるだけ多くの撮影体験ができるよう頑張っていきたい。
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