夏休み課題が終わり、徐々に普通課題に戻りました。
そして9月から新しいプログラムを開始しました。
教室が始まって15分から20分くらいでクロッキーを行い、
それから普通課題に取り組んでいます。
クロッキーを始めた理由は、
夏休みの課題指導を行う中でデッサンの訓練をしてない子が多い、
といった印象を受けたからです。
その対策として短い時間で簡単なクロッキーから始めることにしました。
実際やってみて、
はじめからうまくいく子もいれば、「全然できない~」とうなる子もいましたが、
みんな一生懸命で、訓練すれば何とかなる、と思えました。
デッサンは訓練だと、受験時代、恩師の故・日岡兼三から教えられ、
必死で石膏デッサンを描き続けました。
最初は下手だったのが、徐々にレベルが上がっていきます。
「階段を登るように」徐々に上手くなるのです。
なかなかうまくいかない平行の時期があり、そうしているうちに、
突然わかる、垂直にレベルが上がるという時があります。
そしてまた平行の時期があり、垂直に上がる、の繰り返しです。
小学生なので、日岡先生のように厳しく指導はしませんが、
一生懸命クロッキーをする子どもたちを見ながら、
自分の体験を思い出し、「いいぞ、がんばれ」と励ましながら見守っています。
その一生懸命な時間のあと、普通課題をすると、
解き放たれたように自由に描く子が多かったのも印象的でした。
これから、新しいプログラムを行う上で、
この喜びを忘れず、頑張っていきたいと思います!
こちらがクロッキーの写真です。
アップしても大丈夫です、と言った子のみ掲載しています。
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