今回のこどなは、
令和2年度最後の教室でした。
低学年の子たちは、おもいっきり表現して
中学年の子たちは家で小さな小さなハンバーグ定食を作ってきたり、
高学年の子たちは大人びた表現をしたりと
各々の成長を感じることができました。
今回は誰をピックアップしようかと
悩む回でしたが、
やはり6年生で卒業したMちゃんかな、と決めました。
Mちゃんは物語のように絵を展開する珍しい感性を持っていました。
絵作りもうまいのですが、
そこに込めたストーリーが独特で素晴らしかったです。
ただ器用すぎるためか、絵があっさりしてしまい
深みを感じられないところがありました。
そこで、最後に執念のようなものを絵に込めて欲しいと思い
じゃがいものデッサンをさせました。
デッサンは最初はうまくいかないものなので
試行錯誤しているうちに勝手に執念のようなものが出ます。
描かせて、
「自分の絵じゃないみたいやろ?」
「はい。」
「楽しい?」
「難しいけど楽しいです。」
「それを感じてほしかったとよ。頑張って!」
というような会話をしました。
1時間半みっちり描いたので、
なかなか良いデッサンができました。
本人の表情からは疲れが見えましたが、達成感も見られました。
これからどのような道に進むかわかりませんが
この経験が活きれば、と思います。
Mちゃん、卒業おめでとう!(*^^*)
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