グッゲンハイム美術館は私の敬愛する、
フランク・ロイド・ライトの最後の傑作として知られている。
そのため、大きな期待を胸に、
いざグッゲンハイムへ!という
ワクワクした気持ちでいちばん初めは向かったのだが、
初見の感想は、がっかりだったのを覚えている。
具体的には
ニューヨークの他の美術館に比べてスケールが小さく
そして特徴的な「カタツムリの殻」と呼ばれる
メインの展示空間が、それほど際立っていなかったからだ。
そしてがっかりの感想が続いたのが、
休館日に何度か来てしまい、
外観だけで判断することが多かったのが原因にある。
これは私が悪い。
しかし、ようやく中に入れて体感した時には
素晴らしい!のひとことだった。
これについてはまた次回触れることにして、
この美術館は、中と外を感じることで
初めてその良さがわかることのできる、
さすがライトの傑作というべき建築だった。
ある企画展の帰り、外に出た瞬間、
夕焼けが建物を美しく照らして出していた。
この時、来て良かった、と心から思ったのを覚えている。
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